どうも、裏英語の人です。今日紹介する動画はこちら↓
ドイツ語がペラペラのイギリス人の役に立つ動画です。「やる気が出ない!」は世界共通。そんなときに使える、「やる気が出る方法」をわかりやすく教えてくれています。
好きな言葉を勉強すること
やりたくないことは、続きません。続かないことは、成功しません。
動画内では「お金になるから、中国語をやろう」とか「授業でやったから、フランス語をやろう」という理由を否定しています。
そういった理由で選んでしまうと、むずかしい問題にぶち当たったときに、すぐに諦めてしまうからです。でも好きなら耐えられる、好きなら一生懸命になれる、というわけです。
私たちには少し耳が痛い話です。私たちは、単に必修だったから英語を始めました。つまり、好きでもないのに始めたわけです。(幸い、私や、今これを読んでくれてる人は英語を好きになったわけですが)
まあそんなこと言っても仕方がないので、英語をやるなら、英語の中でも「好きなこと」をやろう、と都合よく解釈しちゃいましょう。
やる気を維持させたいなら、好きなことをやりましょうね。
自分に合った勉強法を見つけること
人には、合う、合わない、というのがあります。どんなに成功した人のメソッドだって、自分がそれをできなければ無意味です。
全員にぴったりの服はありません。
みんなが素晴らしい!効果がある!と絶賛している勉強法やアプリが、自分には全く合わない…なんてことはザラにあります。
漫画や映画でもありますよね。「最高に面白いから観て!」とオススメされて見てみたら、いったい何が面白いのかわからない、なんてこと。
合わなければ続けられません。続けられなければ、成功しません。
今は、スマホやパソコンのおかげで、情報やサービスがいとも簡単に手に入る時代です。いろいろ試してみて自分にあったものを探しましょう。
最初からぴったりの正解にたどりつくことはありませんからね。
やる気を維持させたいなら、自分に合うものをやりましょう。
はっきりとした目標や計画を持つこと
「ペラペラになりたい」とか「英語をマスターしたい」とか思ってるアナタは要注意。目標がぼんやりとしすぎです。
目標が「ふわふわ」している人は、永遠にそれを叶えることはできません。
しかも、そんなに大きな目標だと、近づいている実感がわきません。そうすると、やる気が出なくなるわけです。
夢を現実に変えたいなら、「ふわふわ」をやめて「カチカチ」にしましょう。つまり、ぼんやりとしたものから、具体的ではっきりとしたものへ変えるのです。
そのために、そのつど、そのつど、小さな目標を設定するのです。
動画の彼は、
「イタリアの映画を見て、その映画についてイタリア語で、イタリア人と5分間会話する」
を目標にしていると言っています。
めちゃくちゃ具体的ですよね?
こうすることで、「できた!」が明確になるので、達成感を味わうことができるのです。やる気を維持したければ、具体的で小さな目標を立てること。
家族や友人に宣言すること
「私はこれをやるんだ!」と家族や友人に言ってしまった手前、もう引き下がれないってことありますよね。
自分の目標を、だれか他の人に宣言してしまうと、やらざるを得なくなるということがあります。
これは二つの意味で効果があります。
一つは、自分に言い聞かせることで、自己暗示をかける効果があります。これにより、意識がいつも「それ」に向かいます。結果「それ」をたくさんやることになるから、上達するというわけです。
二つ目は、家族や友人に期待させることで、その期待を裏切りたくない、という気持ちがはたらき、一生懸命やるようになる、という効果です。
サッカーの本田選手や、野球のイチロー選手なんかも、小学生の時点で、プロで活躍することを、周りに宣言していたそうです。
彼らのようにプロフェッショナルにはなれなくとも、英語を話すくらいなら、周りに宣言をしちゃいましょう。アマチュアでいいのですから。
周りの人にバンバン宣言しましょう。すると「やる気がでない!」なんて言っていられなくなります。ちょっと荒っぽい方法ですが…
人と交わること
言葉はコミュニケーションの道具です。コミュニケイトとは情報を「交換する」という意味です(オックスフォード現代英英辞典より)。
交換とは、読んで字のごとく、交わりのこと。一人でするものではありません。相手がいなければ交換はできませんよね?
人と交わることで、外国語が、
「よくわからない、暗号を解読するだけの文字列」
から
「現実で、リアルで、臨場感のある国際交流のドア」
へと引きあがります。
人が交わることで、無機質で孤独なものから、彩りゆたかで実りのあるものへと進化するわけです。
実りがあれば、当然やる気もでます。
「やった!通じた!やったかいがあった!」
すると、またやろうという気になります。次はもっと話せるように頑張ろうという気にもなります。
遠い国のものから、身近で実感のあるものへ。
そのためのツールやアプリも充実しているのが現代。YouTubeでもtwitterでもfacebookでも何でもいいです。
人と交わることで、やる気を維持させましょう。
ルーティーンをつくること
「何をやろうか考えていたら、一日が終わってしまった」
こんな体験はありませんか?
人は、なにかを決断するときに、ものすごいエネルギーを使うのです。
あなたがもし、ルーティーンを作らないで、その日にすることをゼロから考えているのなら、それは危ないかもしれません。
簡単に言うと「めんどくさい」んです。いちいち決めるのは。
逆に、あらかじめすることをルーティーンとして決めておくと、とっても楽なんです。だってあとはやるだけですから。
決断に使うエネルギーをすべて、「やること」に注げますから。
なので、あらかじめ英語でするルーティーンは決めておいて、それを「やること」に注力しましょう。そうすれば「ダルい」なんて言わずに、やる気を保つことができるのです。
動画内で彼は、
「ある曜日の晩は、パスタにして、イタリア映画を見るようにしている。儀式のように」
といったことを話しています。
あなたも英語ルーティーンを設定して、やる気と関係のないレベルの「英語の儀式」をつくってしましましょう。
成長を記録すること
やる気が無くなる最大の理由のひとつに、「成長が実感できない」というものがあります。英語を勉強している人が必ず味わうヤツです。
なぜかというと、言語能力の成長はとてもゆっくりで、しかも測りにくいからです。脳の中でなにが起きているかなんて、外部からはわかりませんからね。
ダイエットの方がまだマシです。痩せたら、見た目も変わるし、体重計の数字の変化がなによりの証拠となります。
しかし英語は違う。自分がどれくらいできるようになったのかを自分で測ることはなかなか難しいんです。
そこで彼が提唱しているのが、記録をとることです。5~10分ほど、カメラの前で話してみる。それを一か月ごとに続けていきます。
しばらくすると、過去を振り返ることができるようになります。最新の自分が、昔の動画を見ることで、「昔の自分は酷いなぁ」「ということは今の自分はそれに比べると良くなったんだ!」、と成長を実感できるわけです。
そこで、自分は前に進んでいるんだと、実感できるわけですから、「これからも続けよう!」と、やる気も出るわけです。
できなかったことが、できるようになってる実感はとても大切です。
やる気を維持したければ、記録をしましょう。
苦手なことに向き合うこと
といっても「嫌なことに目を背けるな!」というマッチョな意味ではありません。
自分が苦手だとおもっていた、発音やアクセント、文法だとかについて、もういちど考えて向き合ってみようと言っています。
そして、そもそも、それが自分にとって本当に必要なものなのかどうか、考え直してみよう、というわけです。
例えば、発音に苦手意識をもった人がいるとします。「発音は苦手で…自分は本当にダメなんです…ネイティブのように話せなくて…」と思っているとします。
そのせいで、人前で話せないと。
そういう人は「そもそも美しい発音は必要なのか?」「ネイティブのような発音じゃないとダメなのか?」と、そもそも論で問い直すべきだ、ということです。
問い直すことで、優先順位が正しくなります。なにをすべきで、なにをすべきでないか。何に時間を割くべきで、何に割くべきでないか。
優先順位を整理しなおすことで、今まで無駄にあがいていたものが消えてなくなり、本当にやるべきことだけに集中できるので、やる気が維持されるというわけです。
ポジティブに、要らないものは捨てましょう、ということです。
母語に逃げない方法を知ること
英語でなんて言ったらいいのかわからないことは、ザラにあります。勉強したはずなのに出てこない。
「覚えたのに!忘れた!言葉がでてこない!」
そういうときに、母語に逃げる、というのは世界共通です。私たちも、先生が日本語ができるなら、日本語に逃げちゃいますよね。
それを防ぐために、自分が勉強している言語(私たちは英語)で、「わからない」を言えるようにしましょう、という話。
わからないときの対処法を用意しておきましょう、ということです。
つまり、「今の言葉が聞き取れませんでした」「もう一度おっしゃってください」「簡単な英語で言い換えてくれませんか?」と英語で言えるようにしましょうということです。
そうすることで、きちんと英語で会話を回し続けることができるのです。つまり英会話は成功しているわけです。
そうすると「わからなかった…ことばがでてこなかった…失敗した…自分はダメだ…」とネガティブにならずに済みます。
動画内で彼はもう一つ大切な話をしています。
それは、「ある言葉」を使わないで、その「ある言葉」を説明する練習をしましょう、ということです。
例えば、キリンという言葉を使わないで、キリンを説明する練習です。
キリンは英語でgiraffeですが、これが思い出せなかったとします。すると、こういう風に説明できるわけです。
「a tall African animal with a very long neck」
背の高い、アフリカの動物。首が長いヤツです。
このテクニックを使えば、ある言葉が思い出せなかったとしても、相手に伝えたいことを伝えることができるようになります。
多少、かっこわるくなりますが、何も言えないより100万倍マシです。伝わることが何よりも大切ですから。
わからなかったら、わからないということを英語で伝える。英語が出てこなければ、別の英語で言い換えて、なんとしてでも英語で会話を回していく。
こうすることで、すぐに沈黙したり、すぐに母語に逃げるダメな自分から卒業できます。すると、英語で会話し続けることの楽しみが維持できるので、やる気が損なわれることもないのです。
たまには休もう
最後に、やる気を維持するための重要なこととして、彼があげているのが「休息」です。
外国語学習は、いつも、わからないこととの格闘です。勉強しても勉強しても、知らない単語、知らない表現の嵐です。
すると、イライラします。こんなに勉強しているのに、どうしてスラスラ読めないんだ!どうしてペラペラ話せないんだ!
目標を立てても、目標どおり行くことなんて、まれです。計画通りいかないと、当然イラつきます。まず思うようにいきませんので、フラストレーションがたまっていくのです。
そのうち人と比較し始めます。出来る他人と、できない自分。自分はなんてダメなんだ。そうなるともう目もあてられません。自分を責めて、他人をねたむ。
最後は、やる気が消滅します。「もう英語なんて嫌いだ。見たくない。やっても無駄だ」と。
だから休むんです。回復するなら、燃え尽きるよりマシです。
言語習得とは、もともと時間かかかるものです。日本語でプログラムされた脳を、作り変えて、英語でプログラムし直すんですから、時間がかかって当然です。
前のめりになりすぎて、焦っているのなら、いったん引きましょう。休憩して、お茶でも飲んで、冷静に戦略を考えましょう。
イラついても、焦っても、状況がよくなることなんてありませんから。
休みすぎない程度に、ゆっくりやすんで、やる気を充填しましょう。時々、英語のことなんて一切忘れて、別のことをやると、案外またやりたくなってくるものです。
休みに罪悪感を覚えるひとがたまーにいますが、それは間違いです。休みは、何もしない時間じゃありません。休みは、やる気を高める、生産的で、前向きな時間なのです。
なので、やる気がどうしても出ないなら、積極的に休みましょう。
やる気を維持させる方法まとめ
- 好きな言葉を勉強すること
- 自分に合った勉強法を見つけること
- はっきりとした目標を持つこと
- 家族や友人に宣言すること
- 人と交わること
- ルーティーンをつくること
- 成長を記録すること
- 苦手なことに向き合うこと
- 母語に逃げない方法を知ること
- たまには休もう
このうちのすべてをする必要はありません。この中から、使えそうなものを好きに選んで、実行すると良いと思います。
やる気は原動力でエンジンみたいなものです。やる気を維持できれば、必ず英語学習は成功します。燃え尽きないように、一緒に頑張りましょう。
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