ニュースを見ているなら、あなたは一度しかない大事な人生をドブに捨てていることになります。これからの時代に必要なのは情報の選別です。ニュースを見ても知識や教養は溜まりません。ニュースはためにならないどころか脳に悪影響をもたらします。
ニュースはネガティブな情報を流し、あなたを不幸に
なぜ、ニュースはネガティブな情報ばかり流すのか?
答えは簡単。
人はポジティブな情報よりも、ネガティブな情報にくぎ付けになりやすい生き物だからです。危険、あぶない、命に関わる、損をするかも、自分も被害に遭うかも…人はそういう情報により注意が向くように出来てます。心理学ですね。
ニュースを流す方は、もちろんそれを知っています。だから、ネガティブなニュースを多く流して、たくさんの人をくぎ付けにする。たくさんの人をくぎ付けに出来れば、それだけ広告をたくさん見てくれるので、スポンサーからお金がたくさん手に入る。そういった仕組みです。
気づきましょう。
テレビ局側の論理vs視聴者側の論理
テレビ局だって企業なので、利益を最大にして、「得をしよう」というのは、ビジネスとしては正しいロジックです。しかし、それはテレビ局側の論理。
私たち視聴者側の論理はどうでしょう?ニュースを見て「得をする」のでしょうか?
答えはノーです。得どころか、損をします。人生を無駄にします。ドブに捨てます。
ネガティブ、不幸は感染する
ネガティブ、不幸は感染します。あなたが人の痛みを何とも思わないようなサイコパスでなければ、例えば身内に何か不幸があったとき、あなたも嫌な気分になります。不幸は感染するんですよ。それも、あなたが人の心を気に掛けるような優しい人間であればあるほど、不幸のニュースを聞くと心を痛めて不幸になります。聞いたからと言って世界が良くなるわけでもなしに。
ニュースは不幸の拡声器。不幸の共有。
ニュースは不幸の拡声器です。自分が住んだこともない、行ったことすらない町の、会ったことすらない一人の不幸も、アナタのもとにお届けします!それがニュースです。
日本には100000000人以上いて、たった80年くらいの寿命で、何とか生活しているわけですから、そりゃ毎日どっかで不幸はありますよ。ニュースの人達は、そんな「新鮮な不幸」を日本中から探してきて、あなたの心と脳に届けようとします。
ニュースの人達は「不幸のインフルエンザ」をまき散らしているわけですよ。そしてそれを使命だと思っているようです。
不幸にあってない人まで不幸に
不幸の感染とは一体どういうことなのか?ニュースを見ることであなたの頭で何が起こるのか?それが不幸の追体験です。あなたは不幸に遭っていません。しかし、他人の不幸のエピソード、物語を聞くことで、あなたはその場面を想像します。被害者がどんな思いをしたのか、どんな目に遭ったのか想像します。そして、あなた本人には何も悪いことが起こっていないのに、あたかも自分が嫌な目に遭ったかのように、脳は錯覚をするのです。残酷なニュースを見たときに、胸糞が悪い、気分が悪くなるのはそのためです。
ニュースはアン・コントローラブル(制御不可)
で、そのこと自体はあなたに人の温かい心がある証拠で、何もおかしなことではないのですが、問題は、そういうニュースを聞いたところで、あなたが無駄にダメージを受けるだけだということです。例えば、そのニュースをあなたが聞かなかったとします。世界は何も変わりません。では、そのニュースを聞いたとします。やはり、世界は何も変わりません。つまりあなたは骨折り損で、一人で勝手に不幸になっているだけなんですよ。
知ったところで、あなたは何も貢献しないんですよ。あなたがそのニュースを聞いたら、そういう事件が減っていくのか?減りません。あなたがそのニュースで心を痛めたら、次からそういう事件は無くなるのか?無くなりません。あなたが心を痛めるのは、骨折り損のくたびれもうけ。
あなたが大統領や国王、天皇や内閣総理大臣なら、何かそのニュースを聞いて、行動を起こし、世の中を変えられるかもしれませんが、99.99パーセントの人にそんな力はありませんので、やはり無駄。ニュースはアンコントローラブルなんです。
ニュースは情報であって知識ではない
最後にもう一つ、ニュースを見ると人生がダメになる理由を。それは、ニュースは単なる情報であって、知識ではない、という点です。
情報(インフォメーション)と知識(ノーレッジ)の違いは一体なんでしょうか。この二つの言葉の捉え方は、人によっていろいろあるとは思いますが、私が考えるに、「情報は生モノで3日で生ゴミに。知識は1年後も役に立つ」です。
例えば、1か月前の交通事故のニュース、何か役に立ってます?というか覚えてます?でもあなたはそれに人生の時間を使ってしまいましたよね?もっと大事なことあるんじゃないですか?人生でやらなきゃいけないことが。
この記事を書いている一年前、2018年の5月のニュースは覚えていますか?ためになってますか?なってないですよね。
ニュースは生モノなんですよ。数日でゴミになる。数日で意味のないものになる。そんな生ゴミに人生を使って、やりたいこと、やるべきことを放置してたりしないですよね?
ニュースは知識ではありません。単なる情報、それもすぐダメになる情報。そんなもので時間を埋め尽くしていったら、あなたの人生も生ごみになっちゃいますよ?
結論:ニュースは人生の無駄。見るのを直ちにやめましょう。
おまけ
私と似た考えの世界の人々↓
ニュースを見るのをやめるべき4つの理由
皆さん大好きTEDトークより
- ニュースを見ない方が物事を深く考えるようになる
- ニュースを見るのを止めたのは人生で一番良い選択
- ニュースを見てうまくいくなら、新聞記者が一番金持ちだ
- ニュースダイエットをしろ
- ニュースは毒
- ストレスホルモンが増加、不健康になる
- ニュースはirrelevant(無関係)
私がニュースを読まない理由
こちらはビジネス的な視点
- ニュースはすぐアウトデイト(時代遅れに)
- ニュースには経済的、金銭的価値が無い
- ニュースはエンタメ、redditと同レベル
- ノイズが多すぎ、情報過多
- ニュースだけで一日が終わる
- これからは情報の選別(filtering)が大事
ニュースを見るのを止めた理由
こちらはCNNもFOXもWallStreetJournalも見なくなった人
- ニュースを見たら、反抗的で悲観的になる
- ニュースを見たら、皮肉屋になり、人間不信になる
- ニュースはストレルフルで非生産的
- 2倍も歳の離れたおじさんおばさんの話なんて聞きたくない
- ニュースは、自分にとって大事なことを、他人に決めさせる
- 99パーセントは自分にとって重要じゃない
- ニュースは助けにならない。自分に時間を割け
以上です。他にも探せばたくさん有益な動画が出てきます。
あなたはそれでもニュースを見ますか?