アクティブボキャブラリーよりもパッシブボキャブラリーの方が大切なワケ

どうも、裏英語の人です。

アクティブボキャブラリーとパッシブボキャブラリーについて、非常に真理をついている動画を見つけたので、シェアさせていただきます。とにかく、スピーキング、「話すこと」が大事だと勘違いしている人は必ず見るように。

理解できなければ、話すことなどできない

人の話が理解できない人間が、どうして話すことができようか?スティーブコフマンさんは、まずは理解することの重要性を訴えています。

人の話を理解するために必要なスキルは、リーディングとリスニングです。どちらもパッシブなスキル。

このスキルに必要な言葉が、パッシブボキャブラリーです。これが無ければ、リーディングもリスニングもできません。

パッシブボキャブラリーを強固なものにしていかなければ、人が話したこと、書いたことを十分に理解できません。

人の話を聞けない、人の文章を読めない。つまり人の話を理解できない人間は、話すことなどできないのです。

だから、仮に話したいとしても、パッシブボキャブラリーが何より重要なのです。

ネイティブスピーカーは多くの語彙を使う

外国語を勉強する人間として、当然、ネイティブスピーカーと話すことも念頭にいれるべきです。

その場合、多くのパッシブボキャブラリーを知っておく必要があります。なぜならネイティブスピーカーは多くの語彙を持っていて、使ってくるからです。

自分が使う言葉は、自分でコントロールできますが、他人の言葉はコントロールできません。

自分は簡単な言葉だけで会話しようとすることはできますが、相手にそれを強制することはできません。

なので、より多くの人を理解したいなら、その確率を上げたいなら、あなたも多くのパッシブボキャブラリーを持っていなければならないのです。

会話は、自分の都合だけで成り立つものではありません。相手は容赦なく、難しい言葉も使ってくるのです。

パッシブボキャブラリーはこうやって増やせ

スティーブコフマン氏は「単なる詰め込みでは、ボキャブラリーは短期記憶にしか入らない」と動画内で言っています。

代わりに”regular and enjoyable repetition”(定期的で、楽しめることの繰り返し)の中で、パッシブボキャブラリーを増やすべきだと主張しています。

他にも、パッシブボキャブラリーを効率よく増やす方法として、

最初は、言葉に慣れ親しむために、何度も何度も同じものを繰り返し聞いたり読んだりするそうです。

そして、次にその他の分野に拡散していきます。

最初に集中して、高頻度単語を覚えたあとに、読みたいものや聞きたいものへと移り、拡散していき、パッシブボキャブラリーを増やしていくのです。

それを指標にして、日々、言語学習に取り組んでいるのです。

話すうえで一番恐ろしいことは…

スティーブコフマン氏は、彼が以前に見たという、とあるTEDの動画の話を引き合いに出します。

その、とあるTED動画のプレゼンターは、「外国語学習で一番の障害は、話せないことへの恐れである。多くの語彙は必要ない。少数のカギとなる単語があれば話せるようになる」と主張していました。

スティーブ氏はこれを真っ向から否定しています。彼曰く「自分にとって、一番恐ろしいのは、相手が言ったことを理解できないこと」

相手が言っていることを理解できなければ、会話は続きません。そのためには多くのパッシブボキャブラリーを持っておかなければなりません。

だから、「少ない単語で良い」という主張を、スティーブ氏は否定するわけです。

いきなり話すのはナンセンス

また、彼は「言語を勉強して、いきなり話すのはナンセンス」と言っています。そして、その方法を「効率的でない」とも言っています。

ただの挨拶だけでいい人や、外国語を話しているフリがしたい人ならそれでいいですが、

本当に「意味のある会話」をしたいのなら、やはり、しっかりと相手を理解できるようにする必要があります。

そのためにも、やはりパッシブボキャブラリーをしっかりと鍛えなければならない、ということです。

アクティブボキャブラリーがパッシブボキャブラリーを超えることはない

彼は、もう一つ面白いことを言っています。それは

「アクティブボキャブラリーがパッシブボキャブラリーを超えることは、絶対にない」ということ。

その通りですよね。

だって、パッシブボキャブラリーの中から、アクティブボキャブラリーが選ばれるんですから。

言い換えると、

使える単語より、知ってる単語が大いに決まっています。だって、知ってる単語の中から、使う単語を選ぶんですから。

つまり、使える単語が少なくて、知ってる単語が多いのは

「当たりまえ」ということです。

パッシブボキャブラリーを鍛えれば、よく話せる人になる

最後に彼はこんなことも言ってます。

People who understand that well and who have that kind of a passive grasp on the language, are going to speak well.

相手をしっかりと理解できるレベルまで鍛えた人は、話し始めれば、良い話者になれる、と。

話せないのは、話し慣れていないだけであって、相手をしっかりと理解する能力を鍛えてきた人は、始めればすぐに、良い話し手になれるということです。

逆に言えば、相手をしっかりと理解する能力をおろそかにした人(つまり、パッシブボキャブラリーを鍛えない人)は、話し始めたって、相手を理解しないのだから、いつまでも良い話し手にはなれないということです。

なので、「話すことだけ」を考えるようなことは辞めて、きちんとパッシブボキャブラリーを強化して、相手のことをしっかりと理解できるようになりましょう。

それが「本当の」良い話し手になれる道なのです。

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